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2026.09.28

PC録画から手順書作成。AIが業務を可視化

日々の業務で繰り返しているPC操作。新人にその手順を教えるため、画面のスクリーンショットを一枚ずつ撮り、矢印を引き、説明文を書き込む作業に何時間も費やした経験はないだろうか。システム間の連携が進む現代においても、複数のアプリをまたぐ定型業務は現場の担当者に重くのしかかっている。この煩雑な作業を、画面を録画するだけでAIが代行する新機能が発表された。現場の実務負担をどう解消するのか考察する。(文=AIBase編集部)

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画面録画から自然言語の手順書へ自動変換

2026年7月、法人向けAIエージェント「ChatSense」を提供する株式会社ナレッジセンスは、Windows PC上の操作を録画するだけで、AIが自然言語の手順書へと変換する新サービスのリリースを予定していると発表した。あわせて、ベータ版ユーザーの募集も開始している。

(引用元:PR TIMES)

同社はこれまで、セキュリティの高い環境で利用できる生成AIサービスを展開し、大手企業を含む500社以上で導入実績を積んできた。システム内ではAIがブラウザ上の調査や入力を進める機能も提供されているが、現場からは「OutlookやExcel、社内の基幹システムなど、複数のPCアプリをまたぐ定型業務も自動化したい」という要望が多く寄せられていたという。しかし、自動化の手順を構築するにはプログラミングなどの専門知識が必要であり、現場主導で進める上での課題となっていた。

(引用元:PR TIMES)

こうした課題に対応するのが、今回発表された新サービスだ。ユーザーは普段通りにPCで業務を行い、その操作を録画するだけでよい。AIが操作ログと画面情報を自動的に読み取り、自然言語の手順書へ変換する。出力されたマニュアルは人が確認・編集できるため、内容を精査して業務に適用できる。
シナリオ作成などの専門スキルがなくても、日常の操作を録画するだけで自動化手順を作成できる。属人化しやすい定型業務の自動化ハードルを下げ、現場の担当者自身が主導して業務改善を進めやすい環境を整えている。

専門知識のハードルを下げる。現場主導の自動化プロセス

業務自動化を現場主導で進める上では、自動化の手順をどのように設計するかが一つのハードルとなる。特に、OutlookやExcel、基幹システムなど複数のアプリをまたぐ業務では、その一連の操作を自動化手順として整理する必要がある。
例えば、基幹システムからデータを抽出し、Excelで加工してメールで送信する作業は、人にとっては一連の業務として理解できても、自動化するには操作の順序や条件を細かく設定しなければならない。こうした手順の整理には、シナリオ作成やプログラミングなどの専門知識が求められる場合もあり、現場主導で自動化を進める上での課題となっていた。
今回の新サービスは、普段のPC操作を録画すると、AIが操作ログと画面情報を読み取り、自然言語の手順書へ変換する。生成された内容は人が確認・編集できるため、専門知識を持たない担当者でも、自動化に取り組みやすくなることが期待される。
注目されるのは、人が普段行っているPC操作そのものを、自動化の起点として活用できる点だ。これまで専門人材に依存しやすかった業務自動化を現場主導で進める選択肢が広がれば、属人化しやすい定型業務の見直しにもつながる可能性がある。その着実な変革の積み重ねが、企業全体の生産性を押し上げる土台となっていくはずだ。

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