「絵は描けないけど、オリジナルのLINEスタンプを作ってみたい」―そんな願いを、今はAIが叶えてくれる時代です。
画像生成AIとプロンプト(指示文)を使えば、絵を描くスキルがなくても簡単にオリジナルスタンプ風の画像を作成できます。自分だけのキャラクターや言葉を入れたり、AI活用の初心者でも直感的に楽しめます。
実際に筆者が作った画像を見ながら、すぐに使えるプロンプト例と一緒にLINEスタンプを作ってみましょう。
AIでLINEスタンプを作成し、販売するまでの基本的な流れは以下の通りです。初心者でも1日で作成から申請まで完了できます。
1.AIによる画像生成(プロンプトを使って画像を生成する)
2.編集ソフトでの画像調整(サイズ変更、背景透過、文字入れなど)
3.LINE Creators Marketへの登録と申請
●DALL-E(ChatGPT・Copilot)
●Stable Diffusion
●Canva AI
●Midjourney
●Adobe Firefly
さまざまなAIツールが利用可能で、それぞれ特徴が異なります。初心者の方は、まず無料で使えるCopilotのDALL-Eから始めることをおすすめします。
画像のサイズ調整や文字入れ、背景透過などに使います。おすすめはCanvaですが、一部の機能は有料となっています。
背景を透過するだけなら「切り抜きAC」もおすすめです。
ここではChatGPTの機能を使ってイラストを生成する手順を紹介します。
プロンプトはシンプルに「LINEスタンプ用にハムスターのイラストを作成してください」と入力。
かわいいイラストができました。
このキャラクターでさまざまな表情のイラストを作っていきましょう。
<プロンプト例>
このハムスターのキャラクターで、以下の表情のイラストをLINEスタンプ用に作成してください。
・困った表情
・嬉しい表情
・悲しい表情
・眠そうな表情
このように指示することで、同一キャラクターで多様な感情表現のスタンプ画像を生成できます。
さまざまな言葉やシチュエーションで試してみながら、オリジナルのスタンプセットを作りましょう。
LINEスタンプとして販売するためには、LINEが定める規格を遵守する必要があります。任意のサイズで作成できるわけではないため、事前に規格を確認しておきましょう。