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2025.07.09

AIでLINEスタンプを作ろう!すぐに使えるプロンプトも紹介

「絵は描けないけど、オリジナルのLINEスタンプを作ってみたい」―そんな願いを、今はAIが叶えてくれる時代です。

画像生成AIとプロンプト(指示文)を使えば、絵を描くスキルがなくても簡単にオリジナルスタンプ風の画像を作成できます。自分だけのキャラクターや言葉を入れたり、AI活用の初心者でも直感的に楽しめます。

実際に筆者が作った画像を見ながら、すぐに使えるプロンプト例と一緒にLINEスタンプを作ってみましょう。

AIでLINEスタンプを作成する流れ

AIでLINEスタンプを作成し、販売するまでの基本的な流れは以下の通りです。初心者でも1日で作成から申請まで完了できます。

1.AIによる画像生成(プロンプトを使って画像を生成する)

2.編集ソフトでの画像調整(サイズ変更、背景透過、文字入れなど)

3.LINE Creators Marketへの登録と申請

AIイラスト制作に必要なツール

画像生成AI

●DALL-E(ChatGPT・Copilot)
Stable Diffusion
Canva AI
Midjourney
Adobe Firefly

さまざまなAIツールが利用可能で、それぞれ特徴が異なります。初心者の方は、まず無料で使えるCopilotのDALL-Eから始めることをおすすめします。

編集ソフト

画像のサイズ調整や文字入れ、背景透過などに使います。おすすめはCanvaですが、一部の機能は有料となっています。

背景を透過するだけなら「切り抜きAC」もおすすめです。

ChatGPT 4o(DALL-E)でのプロンプトの書き方

ここではChatGPTの機能を使ってイラストを生成する手順を紹介します。

プロンプトはシンプルに「LINEスタンプ用にハムスターのイラストを作成してください」と入力。

かわいいイラストができました。
このキャラクターでさまざまな表情のイラストを作っていきましょう。

<プロンプト例>

このハムスターのキャラクターで、以下の表情のイラストをLINEスタンプ用に作成してください。

・困った表情
・嬉しい表情
・悲しい表情
・眠そうな表情

このように指示することで、同一キャラクターで多様な感情表現のスタンプ画像を生成できます。
さまざまな言葉やシチュエーションで試してみながら、オリジナルのスタンプセットを作りましょう。

LINEスタンプの画像規格

LINEスタンプとして販売するためには、LINEが定める規格を遵守する必要があります。任意のサイズで作成できるわけではないため、事前に規格を確認しておきましょう。

画像の規格

スタンプは、メイン画像・トークルームタブ画像・スタンプ画像の3種類が必要です。


(引用元:LINE Creators Market

必要数

●メイン画像:1個
スタンプ画像:8個/16個/24個/32個/40個の中から選択
トークルームタブ画像:1個

サイズ(pixel)

メイン画像:横240px × 縦240px
スタンプ画像:横370px × 縦320px(最大)
トークルームタブ画像:横96px × 縦74px

その他の重要な規格

フォーマット:すべてPNG形式
●解像度は72dpi以上、カラーモードはRGB
画像1個あたりのサイズは1MB以下
背景は透過にする
外枠とコンテンツの間には10px程度の余白が必要

この内容を踏まえて、画像を編集していきましょう。

Canvaを使った画像編集の手順

AIで画像を生成したら、LINEスタンプの規格に合わせて調整します。
Canvaの一部の機能は有料となります。トライアル期間があるので無料で試すこともできます。


(引用元:Canva

1.デザインを作成
Canvaのサイズで「LINEスタンプ」と入力して横370px × 縦320pxのサイズを選択するか、LINEスタンプのサイズ(メイン画像は240px × 240px、スタンプ画像なら幅370px、高さ320px)を入力します。

2.生成した画像をアップロード
作成した画像をCanvaにアップロードします。

3.背景の削除(透過)
イラストの背景は透過にする必要があります。
Canvaには背景除去機能があり、クリックするだけできれいに背景を削除することができます。

4.サイズ調整と配置
画像をLINEスタンプのサイズに合わせて調整し、余白(10px程度推奨)を考慮して配置します。

5.テキストの追加
スタンプに文字(セリフなど)を追加します。

6.ダウンロード
完成した画像をPNG形式でダウンロードします。

これを繰り返し、メイン画像・スタンプ画像・トークルームタブ画像を作成しましょう。

LINE Creators Marketへの登録と申請

画像が準備できたら、LINE Creators Marketで販売手続きを行います。

1.クリエイター登録
LINE Creators Marketにアクセスし、クリエイター登録を行います。


(引用元:LINE Creators Market

利用規約に同意し、氏名や住所などの登録情報を入力します。


(引用元:LINE Creators Market

2.スタンプの新規登録
登録が完了したら、マイページから「新規登録」を選び、「スタンプ」を選択します。


(引用元:LINE Creators Market

3.必要事項の入力
スタンプのタイトル(英語表記必須)、説明文(英語表記必須)、クリエイター名、コピーライト(例 © 2025 Taro Yamada)、カテゴリなどを入力します。


(引用元:LINE Creators Market

4.画像アップロード
用意したスタンプ画像をアップロードします。ZIPファイルで一括取り込みが可能です。


(引用元:LINE Creators Market

指定された画像サイズで、メイン画像を1個、トークルームタブ画像を1個、スタンプ画像を選択した個数(8・16・32・40個)登録します。

5.タグ設定
入力された文字に応じてスタンプが表示される「タグ」を設定します。

6.販売価格設定
スタンプの販売価格を選択します。

7.申請(リクエスト)
入力が完了したら「リクエスト」ボタンを押して審査を申請します。審査は通常1〜2日、遅くても1週間程度で完了することが多いです。

8.販売開始
審査に承認されたら「リリース」ボタンを押して販売開始です。

このように、AIイラストを使って誰でも簡単にLINEスタンプが作れるようになりました。

まとめ

LINEスタンプ販売の収益は、販売価格の50%程度です(AppleやGoogleなどの手数料が引かれます)。LINEスタンプだけで大きく稼ぐのは難しいのが現状ですが、AIを使えばスタンプを効率的に量産できるため、副業の第一歩や0→1を達成する手段としてはおすすめです。

一度作れば、その後も継続的な収入につながる可能性もあります。AI初心者でも挑戦しやすく、クリエイティブな副業として楽しみながら取り組めるのが大きな魅力です。ぜひ試してみてください。